2021-05-19

わかりやすいものからは何も生まれない

ご縁がありまして、「仕事文脈」という雑誌の中で、ライターの太田 明日香さんが連載しておられる「35歳からのハローワーク」に、今回私の社会人から介護離職を経て新たな人生や仕事に向き合う様子をとりあげてくださった。

今の仕事に35歳にして挑戦して、ちょうど一年が経った日に手元に頂いたのには改めて縁を感じている。字数制限で、原稿時は少し少ないかなと思っていた文字数は、実際に本になったのを見ると丸々4ページ!

すごい!!こんなにたくさん。

古い家ならではの昔からのしがらみや問題に向き合いながらも、新たに自分らしい人生を模索しようとして、日々色々な目先の壁に全力で激突している。そんな要領が悪く、回り道と不器用の極地とも言える私だが、それらでジタバタもがいているのに負けないほど強いパワーで、未知の世界にどんどん興味関心が広がっていく。そういったなんとも落ち着かない性分で、仕事も肩書きも興味も経験も一つに絞れない。

だから、一貫性がなく、わかりにくい。

だからそんな、わかりにくくて寄り道の多い自分のことを他の方に説明していただいて、「その通り!」と腑に落ちる事はなかなか難しい。でもこのインタビューは会話ベースだからなのか、すごく等身大でしっくりくる。私自身、読み直して振り返りが出来たとともに、目先の生計にとらわれず、中長期での在り方の原点に立ち戻れたような気がする。

無駄、あるいは余白。息抜き。

効率的で無駄に厳しく生きることで周りへの感謝や世界の豊かさが見えなくなるより、うろうろ道草食える徒歩の方が、いろいろなことに思いを巡らす時間があったり、図らずともコラボレーションが生まれるきっかけがあっていいなあと思う。ゆとりと意欲のないところに好奇心や偏愛の芽は育たないしね。わかりやすく効率的に生きていれば、疑問に思ったり、出会うことのない一つ一つの大切なこと。そういった、すぐに実になるかどうかわからないものこそ、面白さの深みがある。

素敵な機会をいただいて本当にありがたいと思う。
それにしてもいいZINEだなあ。
めちゃくちゃ面白い。

人生まだまだこれから本番だね。
コロナに負けずにクロスカルチャーの面白さをもっと自分自身が楽しんで伝えて行かなきゃ。
(最近はもっぱら渡来にフィーチャーしておりましたが笑)

最近、お世話になっている人から良い本を貸していただいた。なかなか手に入らなくて、私がずっと読みたかったものだ。マレーシアでイエメン料理の美味しさとイエメン人の面白さに出会ってから、彼らと彼らの国土何育んできた豊かな海洋交易の文化に興味がある。そう言ったことをぼんやり考えながら、イエメンのモカコーヒーを買ったりしていたところだった。この本は、とても心があたたかくなる。何かに興味を持つということは本当に素晴らしく、神様からもらったギフトだと思える。私は残念ながら一つを貫くことはできないけれど、絞れないおかげで、たくさんの素敵な興味に出会える心のゆとりがある。この本がクラウドファンディングにより再販されたこともすごい。

一見どこにでもあるように見えて、実は大切なもの。現代社会で失いがちなもの。
それは「自発性から生まれる物事を面白がる力=好奇心」だと思う。

私ももっと世の中を面白がる力が増えていくように精進しなきゃ!
仕事文脈での取材を通して、原点を振り返ることができたように思う。
よかったらぜひ読んでみてほしい。

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