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2018-03-21

メルカリとオンライン英会話の関係

私は英語を話すのが下手である。

こんなことを言うと「アホか」と言われそうなのだが、本当にそうなのである。

自分でも自身の経歴を踏まえると口が裂けても言えないことだと思っていたので、大学卒業ぐらいの頃からいつしか重たいコンプレックスになっていた。

環境適応力は高い方なので海外留学がしたかったものの、諸般の理由や引き留めがあって残念ながら出来ず。その分勉強はそこそこ続けていて、英検で言えば一級は挫折したが準一級はとっているし、TOEICスコアは900を超えている。大学で英語の教員免許も取っているし、中高時代に弁論大会や暗唱大会で優勝したりとか、試験の成績も良かったので、理解においては割としているつもりである。そして、語学唯一の国家試験の全国通訳案内士(英語)にもなんとか合格した。そして就職試験の英語面接にも合格している。

そんな私だが、「英語が話せない」と言うコンプレックスをずっと抱えている。

「話せない」というのは語弊があるので訂正すると、「正確に話せない」のだ。リーディングやリスニングはともかく、また時間をかけて検討できるライティングは別として、当意即妙に緻密で正確な会話ができない。「通じりゃいいわ」といった感じで、身振り手振りとフィーリングで話してしまう。そして幸か不幸か、そのゆるい会話でコミュニケーションが成り立ってしまう。その結果、固い話をする必要がある場合には「てにをは」や「時制の並び」できちんとした文章が瞬時に出てこないのだ。それは、「運用においてきちんと理解をしていない」ことに等しい。

同じような悩みを抱える人は多いように思う。成績は良いけど話すのがニガテ。

そんな人向けに良いのがオンライン英会話だと思う。最初はコスパが良いDMMでフリートークをしていたが(これがまたいろんな国の人と話せて楽しいのである)、いつもの感じで適当に通じて喋ってしまうのであんまり上達しない。

そこで強制的に文法を矯正するために選んだのが、カランメソッドだ。友人が勧めてくれたので、物は試しに初めて見た。カランメソッド(Callan Method)は日本での認定校は少なく、QQEGLISHが認定を受けている老舗である。というわけで、そこで数ヶ月受講して見た。カランはLevelが10以上あるが、途中から始めることができない。どんなに基礎ができている人もLevel1から始めなければならない。 私も、早速1から初めて、月に1冊のペースでレベル4まで終わった。

カランメソッドは筋トレのようなプログラムだ。講師の質問に瞬時に答えて、詰まるとまた言い直す。それの繰り返しで、適宜リーディングやディクテーションも挟む。新出の単語や文法の説明は英語でしてくれる。いい加減な英語が得意な私はたちまち引っかかる。忍耐力が磨かれる。

ただ、カランメソッドは良いのだが受けていてストレスがものすごくたまる。一つは、言いたい回答を言わせてもらえないことだ。自分のオリジナルの回答をしても、模範例文の回答に言い直させられるので消化不良になる。あと、その設問や回答の例文が嫌いなものが多い。カランはイギリスで生まれたメソッドなので、いかにも「大英帝国一番」みたいな例文や、戦争にまつわる例文がたくさんある。例えば、「イギリスは世界で最も美しい国である。ハイチは世界で最も醜い国である。」とか「あなたは血なまぐさい映画が好きですか?」とか、「1ポンドは何ユーロですか?」とか、「あなたが行ったなかで最も汚い都市はどこですか?」とか。あとは謎の例文で「あなたは耳がいくつありますか?」と聞かれて「二つです」というと「Are you sure?」と聞かれる。
あとはマイナーなことでいうと、イギリスのことをイングランドと呼ばせるのは、このメソッドを作ったカランさんが Englandの人だからだろうか。スコットランドとか北アイルランドも国家名のイギリスに入れてやってよ、と思うとやっぱりUKって言うのがいいんじゃないかと思ったり。そして、システム的な面では講師数が少なくて全然授業の予約が取れない(夜間と土日は特に)。

そう言ったマイナーなストレスがだんだんステップアップするごとに貯まってきたので、もう一度受講するものを考え直すことにした。そこで目をつけたのが、イングリッシュベルのDME「ダイレクトメソッドイングリッシュ」だ。

そう、私はここまで通算3つのオンライン英会話サービスをハシゴしていることになる(数年前に数ヶ月だけやっていたラングリッチを入れると4社か)。

そのなかで、一番効き目があると感じているのはこの4つ目のイングリッシュベル の「DME」だ。これはカランメソッドの改良版と言われているが、確かに面白い。筋トレ的な面はさらに厳しくなって、質問に対して一言一句完璧に回答ができるまで次に進めない。カランの時は教師が先に言ったりして流している感じがするが、DMEは徹底している。勉強をしないと復習だけで1レッスンが終わって絶対前に進めない。また、カランで嫌いだった戦争寄りの話題や、意味の分からない例文がなくなって、現代的で実用的な例文が増えたし、オリジナルの回答をしても怒られない。オリジナルの回答の「てにをは」が間違えていたら、臨機応変にそこを正してくれる。そして、リーディングが減り代わりに文法のエクササイズも入ってくるのがいい。DMEで一つ文句を言うとすると、新出単語や文法の説明を全くしてくれないのでいきなり「???」な言葉や用法が出てきたりして戸惑うことがある。その意味でカランは完全復習形式のメソッドだが、DMEは復習の他にある程度の予習も必要である(わからないことは自分で予め調べて置かないと急に置いていかれる)。まあ、この部分はある程度英語がわかっている人だったら中級程度まではまず問題ないとは思う。講師の質も全体的に高く、予約も1週間先までしか取れないのと、いつも固定の時間で固定の教師に教わることはできないので柔軟に予約ができるのが良い。

そうすると、今までのカランの取り寄せた教科書の教材はどうするよ? となると思うのだが、ここで登場するのがメルカリである。

メルカリは本当にすごくて、こう言った人気の教材の再販になると需要が高くて強気の価格帯でも一瞬で売れる。カランテキストは大人気で常に品薄になっていて、市場にも出回っていないからだ。DMEも同じく人気の教材であったが、人気すぎて再販しているところがなかったため自分で購入。(多分レッスンが終わればこれもまたメルカリに売りに出すのだろうと思われる)。

試験に受かっても、スコアが良くても、昔は話せても、今十分に話せないのはしょうがない。留学をしたわけでもないし、欧米の在外経験もないので、筋トレと一緒でずっとトレーニングを続けて鍛えていくしかないのだ。だって言葉は生き物なんだもの。

そしてまた高価格で売れるメルカリにお世話になるのだ。

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