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2018-01-13

【正暦寺/奈良】お寺に辿る日本の清酒の起源

僧坊酒として発達した日本酒の🍶発祥の地、奈良の正暦寺の清酒祭に連れて行ってもらいました!正暦寺とは、JR奈良駅から車で約30分の山中にある真言宗の寺院です。

本当に奈良市の外れの山の中にあるので、行きたくてもなかなか機会がなかったのですが、今回は車に乗せていただいて行くことが叶いました!

清酒祭りでは、一度中世に廃れた菩提酛造りを試行錯誤の末に近年復活させ、奈良の蔵元さんが集まって一緒に作られるそうです。出来た菩提酛は、そのまま各蔵元さんに引き継がれ、それぞれの美味しいお酒になります。

粕汁やお餅の振る舞いがあったり、ご住職が詳しく作りかたや起源を話してくださったので勉強になりました。ご飯も奈良のヒノヒカリを使っているそうです。

正暦寺の入り口。

「正暦寺」のホームページによると、鎮守や天部の仏へ献上するために寺院でも荘園からの献上米を用いて僧侶たちがお酒を製造していたそうで、そういったお酒を「僧坊酒」と呼んでいたそうです。

詳しくはこちら
清酒発祥の地 | 菩提山真言宗 大本山 正暦寺

正暦寺は大量の僧坊酒を造る筆頭格で、現代の生酛造りの元になったといわれる「菩提酛造り」や、麹米・掛米とも精白米を使う「諸白(もろはく)」、3回に分けて酒母を仕込む「段仕込み」などの醸造に必要な技術を生み出して来ました。
室町時代のお酒の技術書とされる「御酒之日記」には、正暦寺独自のお酒「菩提泉(ぼだいせん)」の作り方が記されていることから、境内に「日本清酒発祥之地」の石碑が建てられているそうです。

「日本酒発祥之地」と書いた石碑。奈良の寺院は国の土台を作ってきた関係で、自然といろんな文化の発祥の地になってます笑。

清酒祭り当日に一般人が見られるのは2度目の仕込みからで、私がお寺についた頃は最初の仕込みが終わっている生米を酒母タンクから甑に移して蒸すところでした。


大きな甑でお米を蒸している様子。たくさんの湯気といい香りが漂って来ます。「菩提酛」の字がかっこいい。


蒸しあがったお米を広げて冷ましています。麻布に広げて、空気にできるだけ多く晒すことで温度を下げやすくするようです。この後、蒸米と麹をまた酒母タンクに移すそうです(最後までいなかったのでその写真はありません)。

1月の山中ということで、非常に寒く、粕汁やおもち、甘酒などの振る舞いがありがたかったです。働かざる者食うべからず、ということで私もあまり役に立たなかったもののお餅つきを頑張りました。

お祭りの横では、菩提酛を使った各蔵元のお酒も販売されています。
試飲もできるのですが、お寺が山の中ということもあり、車以外での交通手段はなかなか厳しいです。

良いお酒は朝一番にはもう売り切れちゃっていたようですが、私はオススメしてもらった「一番菩提酛が感じられる」 お酒にしました。
飲むのが楽しみだなあ。

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