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2018-01-03

脱皮ばかりの価値観

シルクロードの話はもう少し思う所があるにせよ、イスラームという緩いコミュニティネットワークそのものや都市構造、メッカ巡礼旅の仕組みをヒントにした新しい文化経済発展のカタチがあることには共感だし、まさに元々それを見つけたいと思って今まで探求し続けてきた。

イランがエッジにいるのか、今情勢が難しいトルコがエッジにいるのか、それともウズベクやウイグルなどの違う場所や、もっと包括的な概念なのかは、イランをこの目で実際に見てからのお楽しみかと。アイデンティティや価値観は関係性の中から生まれるものなので、これからも世の中や世界との新しい関係性を増やし続けていく事で、それまでは成し得なかった無限の可能性が網の目的に育ち広がっていくと思うのだ。そうなったらすごくわくわくするなあ。

後書きより→「西洋のプランテーションが生み出した資本主義システムの歪みが顕在化してきたときに、今までの私達の価値観とは違うイスラーム世界をもっとよく知らなければと思ったのです。今話題のオーガニックやソーシャルキャピタルやギフトエコノミーのようなキーワードは、イスラームではもともとある考え方だと知って、今まで先進国の都市がやってきたカタチとは違う、イスラームのあり方や考え方をヒントにした、新しい経済発展のカタチもあるんじゃないかと気づかされました。そしてイランはそのエッジにいる気がするのです。旅の途中に、イスラームの旅人への寛容さを常に感じ、感謝することがたくさんありました。そんな時に、この世には多様な価値観があって、自国以外のことにも興味を持って、もう少し混ざりながら生きていくのも楽しいのではないかと思うようになりました。かつてのシルクロードでは人もモノも文化も混ざりあって発展してきたじゃないですか。そこに住む人の顔を思い浮かべれば、争いなんて起こらなくなると思うんです。だからこそ世界中の人や場所とつながり、出会いに行くべきなんですよね。」

いや、まさにその通りだと思う。

そして、人もモノも文化も混ざりあって発展してきたという点では、古代の奈良もまさにそんな場所だったのだ。

このイランのエッセイ、読みやすく、でも芯があって楽しかった。

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