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2015-02-19

人間万事塞翁が馬

とはよく言ったもので、
「うまく行かないなあ」と思ったときに
ものすごく良いタイミングで声をかけてくれる人がいる。
私を思い出してくれたことが嬉しいし、その温かさにほっとする。

最近、しばらくご無沙汰になっている方々が、アートなことで声をかけてくれる。
未熟ながらも色々挑戦出来て嬉しいし、良いものを創りたい。

基本的に器用貧乏なので、自分には何も特技がないのだが、
絵も、音楽も、お芝居も、ダンスも、映像も「表現」に通ずることは全て好きだ。
それらに触れ、誰かと一緒に何かの瞬間に新しい価値が生まれる瞬間を感じたい。
フェイスブックの投稿が面白いので毎回見てるよ、と言ってくれる人や
フォロワーさんがいつの間にか出来ていて心強いのだが、
何処に向かって生きているのかは、よくわからないと今でも言われる笑。

そんなよくわからない私が、ふと「表現」の原点にたちかえる。

幼いころに、お遊戯、バレエ、ピアノ、お茶、林業のまねごとを学んだ。
どれも好きだったが、当時は受け身だったのでどれも長くは続かなかったw

私は、当時は喘息持ちで身体も弱かったので、学校をよく休んでて、
そのときに、家で数えきれないほどのディズニービデオ、戦隊ヒーロービデオ、
仮面ライダーシリーズ、ウルトラマンなどの動画を観た。
自分も気持ちは魔法を使ったり、変身して敵を倒したりしていた。

母親は観劇が好きで、四季や舞台にもたくさん連れていってくれた。
わくわくして、心が躍った。自分も気持ちは一緒に舞台に立っていた笑。

そして、大量の本。
小学校では「なぜだろう、なぜかしら」シリーズから、小説、歴史本にいたるまで
片端から読みに読んでは、自分で新聞を書いてみたり、絵を描いたり、
ストーリーを書いたり、詩を作ったり、友達に読んだりして遊んでいた。
当時の国語の成績は、群を抜いて良かった。(当時はね)

「本は人を創る」、というのは本当だと後で思った。

祖母は海外が好きで、車が好きで、英語も満足に話せないのに
様々な国へ旅に行っており、異文化や外国の人にとても寛容で、
飲み屋でも気づいたら隣の人と仲良くなってるような、そんな人だった。
何度か外国にも連れて行ってもらった。

母は言語や歴史が好きで、様々な外国語をかじっては本を貯め、
さらに私がそれを読んでまた「言語」の世界の魔法に触れる、
病み付きになる、といったルーティンを繰り返していた。

ちなみに、私の名前の「文」は「自ら問いを好み、学に励む」
という意味の漢字だそうだ。
その意味では、私も名前の縛りを受けて生きている。
祖母や母親の影響を受け、先入観無く物事を見て、
たくさんのことに興味を抱き、自分の身体で確かめた。

そんなこともあり、中高では英語とお芝居に興味を持ち、
ESS部に入り、素人な英語劇で青春を過ごした。
初めて買った英語のCD(MAX6 )の歌詞を、
ホチキスが取れかけるほど何度も読み、覚え、歌った。
絶対負けたくないライバルもいたので、暗唱、弁論大会を経て
高校になってからはぐいぐい語学の成績があがった。

一波乱の後に、大学に入ってからは、たくさんの企業や団体に渉外して、
たくさんの国内外の学生と議論して、母校で教育実習を経験して、
初めてのトルコで子供と高校生と社会人の語学教育に触れた。
すばらしい人にたくさん出会って、世界が開けた。
密度の濃い時間を過ごし、自分を無限に解放できた。
行動を起こせば、実現出来ないことは何も無いと思った。

社会人になってからは、プロモーションや広告の仕事の魅力とともに
お芝居に再び興味を持った。
縁があって、アマチュアながらも本気な劇団と出会った。
懐が深く、ある意味家族みたいで、居心地が良かった。
芝居はとことん向いていなくて、その葛藤は毎年引きずっていたものの、
一つ一つの役に真面目に向き合うことで、少しずつ自分を変えていくことが出来た。

可愛い役をやらせてもらう前は「可愛い」と言われることは全くなかったし、
姫役をやらせてもらう前は「姫発言」とディスられることもなかった笑。
そして、感情が豊かな役をやらせてもらう前は、「全く別人」と驚かれる
こともなかった。

そんな「人の生きる豊かさ」を教えてくれるお芝居に出会えたことは
とてもとても幸運だった。
お芝居もまた、表現のひとつ。

何かを変えて、新たに一歩前に進もうとすると、
予想外の色んな良いこと、残念なこと、腹立たしいことが起きるけれど、
ちいさなことで一喜一憂していないで、もっと大きな時間軸の中で、
今の自分が出来ることを一つ一つ大切に積み重ねて行きたい。

だから、嬉しいときはおごらず、悲しいときはいじけず、
腹立たしいときはもっと自分をオトナにして、
どんなことも塞翁さん宅の馬だと思って、ある意味気楽に、
ある意味辛抱強く、地味に研鑽しながら前に進みたい。

まあ、この長文を平たく言えば、
「何でもすぐ間に受けて振り回されてしまう自分にいじけてたら、
嬉しいことがあった」という、ただそれだけの話です笑。

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